| 「ローコスト」を売りにしている住宅建設業者は多く、「坪28.5万円(税込)」と言う様な表記も多くあり、
28.5万円/坪 × 30坪 =855万円 2,
000万円の土地を買っても 合計で3000万円以下です。
「よし! これなら何とか、若い私たち夫婦でもマイホームの夢がかなうかも。 」
と言う心理を抱かせてお客様の購買意欲を煽ります。
しかし!現実に出来上がってみると、坪当たり
28.5万円のはずが 坪当たり43万円になっていた!
なんて事が当然のように起こっています。
ローコストメーカーの、「ローコスト」たるゆえんはどこにあるのでしょうか?
ローコストメーカーが説明するローコストの理由の代表的なものと言えば以下のような事があります。
・家作りのため営業、設計、施工にかかる無駄を徹底して排除しました。
・共同購入によりコストを下げています。
・直接仕入れにより流通にかかるコストを押さえました。
・熟練の職人さんに何度も同じ工事をお願いするので無駄がなくなります。
等々です。
もう少し具体的にしていきましょう。
■営業にかかる無駄とは?
◎宣伝広告費を抑える例
・モデルハウスを持たない。
・テレビ・ラジオ等マスメディアのCMをしない。
・雑誌に広告記事を載せない。
・折り込み広告をしない。
・看板は作らない。
・ホームーページも作らない。
・営業マンを雇わない。
・商品説明のカタログや資料を作らない。
・消費者と出会った後の電話やはがき/手紙、訪問による営業活動を行わない。
これらの事を徹底していれば、営業にかかる無駄を排除していると言えるでしょう。
しかし、現実のローコストメーカーは上記の殆どの事を実施しています。
■設計にかかる無駄とは?
◎設計費を押さえる例
・既製の企画商品を採用し、あなたのために図面を作成しない。(不自由設計)
・現地の環境や近隣との兼ね合いなどの状況の調査、設備や法律の調査を行わない。
敷地の状況は二つとして同じ状況はありません。
家族一人一人の健康状態、性格、趣味など全く同じ家族は有りません。
それぞれの状況を鑑みずに、出来合いの図面を当てはめて、その土地と建物に何十年も住む
あなたの大切なお子様、御家族にとって 本当に良い住まいが出来るのでしょうか?
◎デザインや仕様により工事費を抑える例
・外壁や屋根など 外形をシンプルな四角形(方形)にしてしまう。
・間仕切りを作らない。 つまり壁は少なく 扉も少なく。
・収納量はごく少なく。 収納が多いと扉も多く必要。
・吹き抜けを多用。 床と天井が無い。
・ポーチ面積や、バルコニー面積などを施工面積と称して見かけ上の坪数を大きく見せかける。
この床面積とは違う施工面積って何ですか?
ポーチやバルコニー、吹抜け等も実際には工事をしますから面積に入れてあります。
1710万円 ÷ 50坪(法定床面積) = 34.2万円/坪
の建物が・・・
ポーチや テラス バルコニー 吹き抜け 等の面積10坪を算入すると
1710万円 ÷ 60坪(法定床面積) = 28.5万円/坪
と言う表記になっております。 ほら、安くなりましたでしょ!?
いえ、詐欺では御座いませんよ。
法律では面積や坪単価表記に関する規制は御座いませんので弊社の独自基準で御座います。
ちょっと、外観のデザインをこんな風に出来ませんか?
オプション工事で○○十万円になります。
こちら側が見晴らしが良いので窓をつけたいのですが?
オプション工事で○○十万円になります。
子供の健康を考えて、自然の素材を使った部屋の仕上げにしたいのですが?
オプション工事で○○百万円になります。
ここにコンセントをつけて欲しいのですが。
オプション工事で○○万円になります。
テレビで見たあこがれのあのキッチンにしたいのです。
オプション工事で○○百万円になります。
お風呂は、雑誌で見た半身浴が出来るタイプにしたいのですが。
オプション工事で○○百万円になります。
ここの吹き抜けを収納に変えたいんですけど。
オプション工事で○○十万円になります。
子供部屋に収納と寝室にクローゼットを増やしたいのですが。
オプション工事で○○十万円になります。
玄関ドアのデザインはこのメーカーのこれにしたいのですが。
オプション工事で○○十万円になります。
あのー・・・
オプション工事で・・・・ はい?何でしょう。
あ、それからお伝え遅れましたが、坪当たり28.5万円と言う価格には
「仮設工事」 は全て別途となります。 つまり工事をするための 仮設の水道や電気
外壁や屋根を施工するための足場、これらは標準坪単価28.5万円には入って御座いません。
それから、外部に関する費用。給水や排水、電気・ガスに関しましては敷地の状況によって
変化しますので標準坪単価28.5万円には入って御座いません。
それから、基礎工事の補強が必要な場合も別途工事。
当然、照明器具もお風呂など小さなものを除いて全て別途、カーテンやエアコンも当然別です。
あ!申し遅れましたが、標準坪単価28.5万円と言うのは延べ面積50坪以上の建物に限らせて
頂いておりまして、お客様ご要望の30坪の場合の基本単価は・・・35万円になります。(例)
あとですね、申請にかかる費用。お客様がオプション工事を希望されて作り直す図面の設計料に
確認検査機関に提出する書類代、検査代、代行費用、ローンにかかります手数料や生命保険料、
出来上がった後に行う登記費用や税金も全て別途扱いになります。
一体いくらかかっちゃうの・・・・???
これで本当にローコストなマイホームが出来上がるのでしょうか?
●共同購入だから安くなる。に潜む嘘
共同購入して同時期に家を建てる人がどれだけ居るのでしょう?
購入だけ共同で行い、その後ローコストメーカーの倉庫で材料が眠っているのでしょうか?
価格競争の激しいおり、材料メーカーは共同で購入しないからと言って高値で卸す訳ではありません。
むしろ、支払い条件による仕入れ価格差の方が大きくなっていると言えます。
●直接購入で流通経費押さえたから安くなる。に潜む嘘
材料メーカーから出荷された材料は、一度に大量に地域の一次卸商社の倉庫に行き
地域卸問屋や地域販売店に配送されます。
材料メーカーから直接1軒1軒のお客様の現場に配送するとなると、配送費がバラバラに
小口でたくさん必要なため、高くなる事はあっても安くなる事はありません。
又、
直売をする材料メーカーは、元々流通経費を入れた価格設定をしていないので、
安く押さえられる費用が元々存在しません。
●熟練の作業員に何度も同じ工事をお願いするので無駄が省ける。に潜む嘘
たとえば、大工さんはローコストメーカーの社員ではなく、地元に元々居られる大工さんです。
家を建てる事が本業で、何度も大工工事をしてきています。どの家でも熟練の技を使います。
ローコストメーカーの依頼は安く工事できて、通常の依頼は高くなるのでしょうか?
たとえば、電気屋さんはローコストメーカーの社員ではなく、地元に元々おられる電気工事屋さんです。
電気工事が本業で、何度も電気工事をしてきています。どの家でも熟練の技を使います。
ローコストメーカーの依頼は安く工事できて、通常の依頼は高くなるのでしょうか?
上記の様な下請け協力業者さんは、ローコストメーカーの発注担当者にこう言われます。
「仕事をたくさん してもらうから、下請け工事代金を下げてくれ。」と頼まれて安くするのですが
ここで注意が必要です。
大工さんも電気工事屋さんも、人間ですから生きていくために毎月必要なお金がかかります。
会社であれば、従業員も居るでしょうし事務所を借りているかもしれません。
仕事用の自動車や専門の道具も必要でしょう。
例えば、仕事の価格を10%下げるという事は、 1ヶ月に10%多くの仕事をしなければなりません。
20%下げる為には、同じ時間内に今までより20%早く仕事を終わらせなければならないのです。
つまり、本人に手抜きをするつもりが無かったとしても、うっかりミスや失敗が発生しやすい状況になる。
と言う事は、誰の目にも明らかな事なのです。
マイホームを、人件費の安い他の国で作って持ってくる。と言う訳にはいかないのです。
家を作ると言う事は 100円ショップの価格破壊の様にはいかないのです。
つまり、材料も、施工代金も 安いのは、本当に安くなる魔法があるわけではなく、
安く見せかけられている(結局妥当な値段になる)
もしくは
何か(品質や安心)が犠牲になっている。
事でしかあり得ないのです。
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